日本でも良く知られているパブロ・ピカソは、20世紀を代表する芸術家です。
ピカソは幼少期より、その才能を発揮しています。
その才能に脱帽し、画家だった父親も絵を描くことをやめてしまったほどです。
今でこそ抽象的かつ独創的な絵で知られていますが、基本に則った絵が非常にうまい画家でもあります。
ただ、早熟の天才だったため、その生涯のうちに何度も違うタイプの絵を描き残しています。
暗青色を基調とした青の時代、明るい色調で描いたばら色の時代、アフリカ彫刻などの影響を受けたアフリカ彫刻・古代イベリア彫刻の時代、そしてピカソが新たなに生み出した芸術運動であるキュビズムが誕生します。
ここから自身の絵に関する既成概念を崩していき、新古典主義の時代、シュルレアリスムの時代・・・と続いていきます。
そのため生涯で、油絵13500点、挿絵34000点、版画10万点、彫刻・陶器300点を制作し、もっとも多才な芸術家としてギネスブックにも記されました。