キュビズムの創始者ピカソ

ピカソは、世界中で名を知られているスペイン生まれの画家です。
13500点のデッサンと油絵、そして10万点もの版画、他にも挿絵や彫刻などの作品を作成しており、多作の画家としてギネスに登録されています。
ジョルジュブラックとともにキュビスムの創始者として知られ、様々な角度から見たものを一つの画面の描写するという技法を生み出しています。
このキュビズムに多く影響された画家も多く存在しました。
アビニヨンの娘たちという彼の作品がキュビズムの原点の作品として有名となっています。
また、彼の代表的な作品として、ゲルニカがありますが、これはドイツ軍から空襲を受けたスペインの町ゲルニカを描いたもので、ゲルニカ空襲が起こった後に、パリ万国博覧会スペイン館の壁画として急きょテーマを変更して描かれた貴重な作品です。
ピカソの作品は時代によって画風が異なっています。
貧困や孤独などを描いた暗いイメージの青色を多く用いて描かれた青の時代、その後kれに恋人ができ青の時代から打って変わって、オレンジなどの明るい色調を使うようになったばら色の時代、代表的な作品が多い時代でカラフルな色を使って個性的に描かれたキュビズムの時代、その後キュビズムの画風も残しながら写実的な画風で人物を多く描いた新古典主義の時代、ダリなどの超現実主義の画風の影響を受けたシュルレアリスムの時代と移り変わりそれぞれの時代に特徴があります。