なぜピカソが多作の天才と呼ばれるのか

世界的に最も有名な画家と言ったら、パブロ・ピカソの名前を挙げる方が多いようです。
ピカソの作品は日本の美術の教科書にも掲載されていますし、展覧会も頻繁に開催されていますから、日本人にとっても有名が画家と言えます。
日本国内には彼の作品を所蔵している美術館も多数ありますから、実際に本物の作品を目にする機会はたくさんあります。
彼の作品は非常に個性的で印象的なものが多いのが特徴です。
特に、キュビスム時代の作品はさまざまな芸術家たちへ影響を与えました。
そんなピカソの芸術に大きな影響を与えたのは、アフリカ美術だったのです。
彼の代表作のでもあるアヴィニョンの娘たちは、アフリカの原始的な彫刻からのインスピレーションを受けて制作されたものでした。
彼はその後も、制作活動に精力的に取り組みました。
何と生涯に10万点以上もの版画や満点以上の油彩画などを残したのです。
これほどまでに多作な作家は他に例がありませんから、彼はまさしく本物の天才画家だったのです。