多様な作風を持っていた芸術家

パブロ・ピカソは、1881年に生まれた芸術家です。
出身はスペインですが、彼が芸術家として活躍した舞台は、フランスでした。
ラ・コルーニャやバルセロナ、マドリードの美術学校で学んだ末に、パリへと赴くようになり、やがて、パリに移り住んで作品の制作にあたるようになったのです。
ピカソの作品というと、1つの画面の中にあらゆる視点から見た際の物の姿を共存させる、キュビズムの手法を取り入れた作品を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、実際のところは、キュビズム的な作品だけしか彼が制作を行わなかったわけではありません。
暗い青色を基調とした作風や明るい色調を用いた作風、アフリカ彫刻から影響を受けた作風など、彼は70年間にも及ぶ芸術家としての生活の中で、数年に1度のペースで作風を変化させ続けていました。
キュビズムは、そんな彼の数ある作風のうちの1つだったのです。
もしもキュビズム的作品以外の彼の作品をご存じないのであれば、他の作風の作品についても調べてみると、ピカソへの理解が深まって良いのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です